i’m possibleでは、政治家、特に国会議員の方のSNSを活用したWebマーケティング、ブランディングの支援をさせていただいています。国会議員の方々は、自身の票集めとしても、知名度アップのためにも、広くその認知度を高めることが必要になっています。そのための施策としてのSNS活用は非常に有効であり、各国会議員ともに様々なSNSを活用しています。では、SNSにおける各国会議員のその人気度の指標となるフォロアー数はどのようになっているのでしょうか。i’m possible独自に集計を行い、ランキングにしてみました。メディア等でもよく出てくる、名前のよく知られた方ほどフォロアー数が多そうです。同時に、SNSの情報発信によって、興味を持ってもらって、支持者を増やすことにも活かしているようです。
Facebookのフォロアー数ランキング
Facebookは、政治家、国会議員の方々が利用しているSNSの中でも最も多いものでした。第1位は、やはり圧倒的に元首相である安倍晋三氏でした。2位との差も圧倒的です。第2位は自民党の若手で人気のある小泉進次郎氏でした。第3位は参議院議員で元Speedの今井絵理子氏でした。知名度もある方々です。第4位が、立憲民主党で一番となった、小西洋之氏でした。立民のエースとも呼ばれてらっしゃるようですが、その人気ぶりが現れているようです。現首相の菅義偉氏は第5位でした。

Twitterのフォロアーランキング
Twitterは、利用率はFacebookほどではありませんが、同様に活用されている割合は高く、フォロアーの数は、Facebookに比べると多く集まっています。政治家としての考え方や活動を、日々のつぶやきとして広く伝えられるのは有効な手段になっているようです。第1位は、河野太郎氏でした。菅政権においても行政改革担当に、新型コロナウィルスワクチン接種担当も任されるなど、活躍の広さも背景にありそうです。第2位は元首相の安倍晋三氏で、首相時代からの積み上げがあるのかと思います。第3位は立憲民主党の蓮舫氏でした。蓮舫氏もマスメディア等で取り上げられることもある方で、その発言に注目されることも多い方かと思います。第4位は元陸上自衛官で「ヒゲの隊長」とも呼ばれる佐藤正久氏でした。菅義偉首相はこちらも第5位という結果でした。

YouTubeチャンネルのフォロアー数ランキング
YouTubeチャンネルは、動画を載せられるということもあり、各政治家・国会議員ともに様々でユニークな表現を行っています。主には自身の演説や国会・各種委員会での質疑のシーンが多いようです。一部の方々は最近のニュースの解説や、話題になっているトピックに対して意見を発していたり、複数の方でインタビューや対談形式で意見を交わせているようです。第1位はTwitterに続いて河野太郎氏でした。河野氏はYouTubeで『たろうとかたろう』としてLive配信も行っており、その活動を広く伝えています。第2位は日本維新の会の足立康史氏でした。足立氏の『あだチャン』では、最近の政治テーマや問題に対して、鋭くその意見を発信しています。コンテンツをアップする頻度も高く、積極的に活用されています。第3位は自民党の西田昌司氏でした。西田氏のチャンネルでは、新聞でよく取り上げられるようなニュースや政治に関する論点を様々に解説しておられます。第4位は国民民主党の玉木雄一郎氏でした。その『たまきチャンネル』において、『週刊たまき』としてニュースの解説や論説、そして『Go!Go!こくみんライブ』では複数人での対談を行っています。第5位は自民党の山田宏氏で、山田氏は質問を募集してYouTubeで回答して発信するということも行っています。

国会議員の方々は、様々なSNSを駆使して自身の活動や政見を広く国民に伝えようとしています。選挙に向けても、日頃の発言をSNSを介して行っておくことが、その得票数にも影響しそうです。彼ら国会議員は、地元の有権者のみならず、広く国民にアピールする動機があり、そのブランディング、マーケティングとしてSNSは非常に有益なツールとなっているようです。
注:本調査におけるデータは、2021年2月~3月時点のものを利用しており、フォロアー数はその後変化していることがあります。フォロアー数は、下一桁を繰上げて集計しています。